子供が見たDV 夫婦間暴力のはざまで(NNNドキュメント'10)

録画してあったのを見る。

2010年12月5日(日)25:00〜 制作=読売テレビ
アユミさん(仮名)は大阪市内の中学3年生。2歳の頃、父親が自分を抱きながら母親を殴っていた姿を鮮明に覚えている。彼女は9年前、母親とともに父親の元から逃れたが、その後も情緒不安定な状態が続き、母親に突然キレたかと思えば甘えるといった行動を繰り返す。DV(ドメスティック・バイオレンス)を見て育った子どもの特徴的な症状だ。医学的には「DVを見て育った子どもは右脳の一部が萎縮し、記憶力が低下する可能性がある」という衝撃的な研究結果すら存在する。児童虐待防止法は、両親のDVを見せることも虐待にあたると定めているが、日本では今3人に1人の女性が夫からのDV被害を体験しているというデータもある。この見逃せない深刻な実態を、子どもの視点から追跡する。(番組HPより)

子どもが「お母さんは頼りになるけれど、嫌い、人格的には合わない」というそのことばに、なぜかはわからないが、すこし安堵する。あと、母親がいう「DVということばも知らず……」というくだりが心に残る。知ることがわかることであり、身を守ることである、という連想がはたらいた。
医学的な説明には、少し疑問も感じた。