映像'10「きほとみずき 〜大人の階段 車いすで駆けのぼる〜」

正月の再放送を録画していたのを、見る。

大阪・西成区。脳性まひを抱え、車いすで生活する20歳と18歳の姉妹がいる。二人の障害の重さは違うが、母親は小さい頃から「障害を理由に人に同情を求めてはいけない」と教えてきた。この春、妹が高校を卒業したのを機に、二人はそれぞれ将来の自立に向け、新たな生活を始めた。"大人への階段"を上ろうとする二人はあらためて「社会」の現実と向き合い、「障害」と「自分自身」を見つめ直す。つまづき、揺れる心を追った。(番組HPより)

姉妹それぞれの、自分自身の受け入れのありように感情が動く。「姉が20歳の成人式を迎えたときに、姉妹とも自立させる」と決めて、本当に二人とも自分の手もとからはなしたお母さんの「自分を好きになってほしい。そして願わくば、社会があの子らを自分を好きになるようにしてやってほしい。だって、社会があの子らを自分を好きにさせへんかったんやから(正確な引用ではない)。」ということばに強い感銘を受ける。