BSマンガ夜話「男組」』
子どものころ、熱中して読んだことを思い出す。寄せられたコメントの多くが中国拳法の使い手の流や高柳に心寄せていたけれど、私は天才軍師という設定の伊庭に自分の何かを重ねていたように思う。描線のこととか、てんこ盛りされたさまざまな要素とか、マンガ読みたちのうんちくが相変わらず、楽しい。ホモソーシャルという観点があればなお面白かったのではないかと思うのだが、それはあたりまえすぎて、話題にしても盛り上がらなかっただろうけど。