レッド(1) (KCデラックス)山本直樹)』
帯の惹句に「革命を目指す若者たちの青春群像劇」とあるが、1巻を読む限り、その言葉から想像するようなヒロイックな印象を受けない。表紙の人物像の丸番号の意味が巻末で明かされる。1969年から72年の頃に革命を目指した人たちがどうなっていったかを知って2007年に生きている私が読むと、結末に向かって追い詰められていく気分になる。このお話が今後どのように表現されていくのか、見届けたい。